利尻・礼文
20018月2日(木)〜5日(日)

8月2日(木) 羽田空港9:35−稚内空港11:40−宗谷岬(昼食)−稚内港15:30−利尻鷲泊港17:10−宿

朝8:00頃 羽田空港へ集合。三々五々集まり顔を合わせた10人ほどでレストランヘ。まずは生ビールで前祝い。今回のメンバー19人を乗せた飛行機はあっと言う間に北の最果て稚内へ我々を運んでくれる。道北は期待に沿わず曇っていて上空からも利尻富士は見えなかった。気温17℃。爽やかな空気の中を宗谷岬へ向かう。ワゴン1台、セダン2台のタクシーで海岸沿いを進むと、日本最北端。さすがに観光客が多い。丘の上の「アルメリヤ」でビールとタコシャブに舌鼓を打つ。タコが縮みすぎるとつぶやく者も、北国ならではの美味なウニのにぎり寿司には納得。最北端の昼食を終えて港に戻り、意外と大きなフェリーに乗り込んで利尻へ向かうとさすがに気分も盛り上がってくる。大集団の利を生かして船室で車座になった我々は、さっそく明日の利尻富士の登頂を祝って缶ビールで乾杯。鷲泊港に着くと宿の出迎えがあり、その車で数分走って、今夜と明晩の宿、ペンション群林風グリーンウインドに到着。ウニや蟹などが満載の贅沢な食事を終えてから、近くにある利尻富士温泉へみんなで行く。明日の健闘を誓い合いながらまた乾杯。ずーっと雲に厚く覆われて姿を見せなかった利尻富士だが、夕刻に少し顔が覗いた。稚内気象台によれば明日から回復とか。
8月3日(金) 宿5:30−北麓野営場(220m)5:40/5:50−3合目甘露泉6:00−R1(370m)6:24/6:27−R2(470m)6:56/7:00−R3 6合目(745m)7:29/7:33−R4 7合目8:01/8:05−−−−−利尻富士山頂11:35−北麓野営場19:30
夜中に雨があり、朝に再度気象台へ確かめると「今日いっぱいは雨」に変わった。雨脚は強くないし、午後から回復に向かうようなので、昨晩作ってもらっていた朝食用のおにぎりを食べて出発。先発隊と後発隊に分かれて宿の車で北麓野営場へ。先発隊と無線機で連絡を取り合いながら傘を差しつつ進む。6合目で先発隊に追いつく。長官山まではダケカンバなどの樹々の枝が覆い被さる細い登山道で、傘が差しづらい。登山者が多いと行き違いや追い越しに苦労するだろう。長官山の先の避難小屋に入って昼食を摂る。みんな合羽を着てスパッツも着けているので登山靴が脱ぎづらく小屋が狭い。体も濡れて寒く、気も滅入ってくる。ここで引き返す4人に見送られて頂上へ向かう。この頃には雨もやっと止み始めるが、まだすっぽり雲の中に入っている。赤茶けた火山岩の砂礫の急な登りにはロープを張っている箇所もあるが、登りにくいことこの上ない。1時間半ほどで山頂に到着。雲の真っ只中で、南峰に向かった先生の姿が霞んで見えぬ程に視界は閉ざされている。利尻富士、利尻岳、利尻山と呼び名はいろいろある。2万5千図では利尻山(利尻富士)となっていて、リシリザンと言うのが正解か?記念写真をとり、万歳三唱をして早々に下山に取り掛かる。下山中にSK氏が膝を痛めたらしく遅れ気味。避難小屋から引き返した4人の先発隊から無線連絡でMBさんの体調が思わしくないとのこと。SM氏とN氏がフォローするため先発隊追いつくべく先行する。後発隊はSK氏をフォローしながらOK氏ら4人。中隊は先生ら9人。無線連絡をとりながらひたすら下る。結局後発隊が野営場に到着したのが17:30になったが、タクシーを呼んで宿に着き、夕食には全員無事で登頂を祝すことができた。

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